薬局の人間関係が最悪だった。パワハラ管理職を毎日見て、胃が痛くなった私の話【体験談】

薬剤師転職

「薬局の人間関係が最悪で、もう限界」

そう感じているあなたは、今日も職場で胃をきりきりさせながら仕事をしているかもしれません。

私は薬剤師歴20年以上、転職4回です。そのなかで、「人間関係が最悪な職場」も、「雰囲気が最高な職場」も、両方を経験してきました。

この記事では、私が実際に見て感じてきた薬局の人間関係について、正直に書きます。「自分には直接関係ない」と思っていても、職場の空気はじわじわあなたを蝕む——このことを、体験を通じて伝えたいと思います。

「気の弱い人」を狙って追い詰めるパワハラ管理職の実態

まず、私が経験した「最悪の人間関係」の話をします。

その職場には、パワハラ体質の管理職がいました。特徴的だったのは、「狙う相手を選ぶ」こと。最初は気の弱い事務さんに集中的に仕事を振って、「あれやった?これやった?どうしてまだ終わらないの?」と追い詰めていく。その事務さんが辞めると、今度は気の弱い管理薬剤師に同じことをする。ターゲットが変わるだけで、パターンがまったく同じでした。

こういったパワハラには「明確な悪意」より「無自覚な支配欲」があることが多く、指摘しても本人は気づいていないか、気づいていても「仕事の進捗管理をしているだけ」と思っているケースがあります。

そして厄介なのは、直接ターゲットにされていない人間まで巻き込まれることです。

私は直接、その管理職に何かを言われたわけではありません。でも、同僚が追い詰められていく様子を毎日見ているだけで、気がつくと胃が痛くなっていました。「次は自分かもしれない」という恐怖もありましたし、何もできない自分へのもどかしさもあったと思います。

職場の人間関係は、「自分が当事者かどうか」に関係なく、空間全体の空気を汚染します。あなたが今、直接嫌なことをされていなくても、「なんとなく職場にいると苦しい」と感じているなら、それはれっきとした職場環境の問題です。

社長に相談しても「あの人はそんなに悪い人じゃない」

見ていられなくなって、私は社長に相談しました。

社長に「あの管理職のせいで職場の雰囲気がおかしくなっている」と伝えました。でも返ってきたのは「あの人はそんなに悪い人じゃない」の一点張り。その管理職のせいですでに何人も辞めているのに、社長は「我関せず」でした。

これは、多くの薬局で起きていることだと思います。

パワハラをする管理職が長く在籍しているケースでは、たいてい「上がその人を守っている」構造があります。長年の付き合い、業績への貢献、単純な情——理由はさまざまですが、「上が守っている人」は、現場からの声では動かないのが現実です。

相談しても変わらなかった。これはあなたの相談の仕方が悪いのではありません。構造的に変わらない職場がある、ということです。

「助け合う職場」と「追い詰める職場」の雰囲気は、こんなに違う

転職4回の経験で、両方の職場を見てきました。同じ「薬局」という場所でも、雰囲気はまるで別物です。

追い詰める職場だったとき

仕事は回っていても、誰かが常に誰かから圧をかけられている。休憩室でも話すのが怖い空気がある。ミスをしたら責められると思うと、萎縮してヒヤリハットが報告できない。そういう職場でした。

助け合う職場だったとき

雰囲気がまるで違いました。助け合う職場では、飲み会やご飯会があって、休憩時間にみんなでオリンピックやワールドカップを観戦したりして。仕事でミスがあっても、管理職が自ら補ってくれて、「気にするな」と言ってくれた。だから仕事へのモチベーションも、まったく違いました。

「飲み会があるかどうか」「スポーツを一緒に見られるかどうか」は些細なことのように聞こえます。でも、これは「一緒に笑える関係があるか」の指標です。笑える関係がある職場では、困ったときに声をかけやすく、ミスも報告しやすく、結果的に職場全体のエラーが減ります。

管理職がミスをフォローして「気にするな」と言える職場は、ミスを責める職場よりずっと安全に動いています。

環境を変えることが、最善の解決策になることがある

「職場の人間関係を改善する方法」を検索すると、「自分から話しかけよう」「距離を置こう」「割り切って仕事をしよう」といったアドバイスが出てきます。

それが効くこともあります。でも、パワハラ体質の管理職がいて、上がその人を守っている職場では、個人の努力で変えられるものには限界があります。

今振り返ると、早く逃げて正解でした。あの場所にいつまでもいても、状況は変わらなかったと思います。

これは「逃げ」ではありません。変わらない環境から自分を守ることは、れっきとした判断です。

私は転職してから、同じ「薬剤師」という仕事なのに、こんなに職場によって働き方が変わるのかと驚きました。胃が痛い職場を当たり前だと思っていたのが、転職した先では胃が痛くならない。これが「普通」なんだ、と初めて気づいたんです。

もし今あなたが「この職場しか知らないから、どこもこんなものかも」と思っているなら——そうじゃない職場が、ちゃんと存在します。

今すぐ転職する必要はありません。ただ、「どんな職場があるか」を知っておくだけでも、今の職場で踏ん張る力になります。薬剤師専門のエージェントなら、「人間関係が良い職場」「残業が少ない職場」など、雰囲気面も含めて相談に乗ってくれます。情報を持っておくことは、逃げることとは違います。

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まとめ:「胃が痛い職場」は、あなたのせいじゃない

  • パワハラ管理職は「気の弱い人を選んで狙う」。直接ターゲットでなくても、見ているだけで胃が痛くなる
  • 上が守っている人は、現場からの声では動かない。構造的に変わらない職場がある
  • 「助け合う職場」と「追い詰める職場」は、雰囲気がまるで違う。笑える関係がある職場は、ミスも減り、安全に動いている
  • 早く逃げて正解だった——変わらない環境から自分を守ることは、れっきとした判断
  • 「どんな職場があるか」を知っておくだけで、今の職場で踏ん張る力になる

胃が痛いのは、あなたが弱いからじゃありません。あなたが正常に反応しているだけです。

「こんなものかな」と思って我慢しているなら、一度だけ外を見てみてください。胃が痛くない職場が、ちゃんとあります。

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