転職エージェントの複数登録が鉄則な理由

転職活動の進め方

私も最初の転職では、転職エージェント1社だけに登録して活動していました。今思えば、あれは本当にもったいない失敗でした。担当者との相性が合わなくて、紹介される求人もなんかピンとこなくて…。「転職ってこんなものか」と思いながら、結局あまり納得のいかない職場に決めてしまったんです。

でも4回の転職を経て、今はハッキリわかります。転職エージェントは複数登録するのが絶対鉄則です。この記事では、その理由と正しい使い方を、私の実体験をもとに詳しくお伝えします。

この記事でわかること

  • 転職エージェントを1社だけ使うと損する理由
  • 複数登録の正しい社数と選び方のコツ
  • 私が実際に経験した「複数登録で得したこと・失敗したこと」

なぜ転職エージェントは1社だけではダメなのか

①各社で保有している求人が違う

転職エージェントは、それぞれが薬局や病院・ドラッグストアと独自に契約を結んで求人を集めています。つまり、A社にしか掲載されていない「独占求人」というものが存在するんです。

私が3回目の転職活動をしたときのことです。当時は旅先で出会った彼と一緒に東京・中野区で同棲を始めたばかりで、都内の求人をとにかく幅広く見たかったんですね。薬剤師専用の転職エージェントを複数登録したおかげで、選択肢が一気に広がりました。

「1社だけしか使っていなかったら出会えなかった求人がある」と実感しました。薬剤師の転職市場は、エージェントごとに保有する求人が大きく異なります。1社の情報だけで「条件のいい職場はない」と諦めてしまうのは、非常にもったいないことです。

②担当者との相性問題を回避できる

転職エージェントの担当者も、当然ながら人間です。相性があります。私は転職活動の中で、正直「この担当者、私のことをちゃんと考えてくれているのかな?」と感じた経験が何度もあります。

実際、私が使ったM3キャリアの担当者はとても誠実でした。かなり条件を絞って相談したのに、隅々まで求人を探してくれて、「ご希望に合う求人が見つかりませんでした」と正直に教えてくれたこともあります。その誠実さがかえって信頼感につながりました。同じ転職サービスでも担当者との相性はありますが、複数登録しておけば「合わないな」と感じたときに別のエージェントに切り替えられます。

 

③年収交渉の「比較カード」になる

これ、意外と知られていないんですが、複数のエージェントに登録すると年収交渉でも有利になります。

なぜかというと、「A社では○○万円で交渉してもらっている」という情報が、別のエージェントへのプレッシャーになるからです。エージェントも、他社と競っていることを意識して、より積極的に交渉してくれるようになります。

私が3回目の転職で同棲のために就職を決めたとき、最終的な年収は当初の提示より年間30万円以上アップしました。複数のエージェントから「この求人はうちでも紹介できます」と言われた段階で、「他のエージェントとも並行して検討しています」と伝えたことが功を奏したんだと思います。薬剤師は売り手市場なので、こういった交渉が通りやすい業界でもあります。

何社に登録すればいい?正しい複数登録の社数

「複数登録がいいとわかったけど、何社に登録すればいいの?」という疑問は当然だと思います。私の経験から言うと、2〜3社が最適です。

1社だけでは前述のデメリットが生じます。かといって4社以上に登録すると、今度は管理が大変になります。各エージェントから連絡が来て、それぞれの担当者と面談して、求人を整理して…となると、本業を続けながらの転職活動では頭がパンクしてしまいます。実際、私が初めて複数登録を試みたとき、欲張って4社に登録してしまって、連絡の調整だけで疲弊してしまった経験があります。

おすすめの組み合わせは以下の通りです。

  • 薬剤師専用の転職エージェント1社(M3キャリアやファルマスタッフなど):薬剤師求人に特化し、年収交渉も代行してくれる
  • Indeed・リクナビNEXTなど一般の転職サイト:担当者はつかない自己応募型だが、薬剤師専用サイトに載っていない求人が見つかることがある。私は4回目の転職先をIndeedで見つけました。メルマガ(求人アラート)を何年もウォッチしていて、「これだ」という求人が出た瞬間に問い合わせた形です

薬剤師専用サイトだけでは見つからない求人が、一般サイトに載っていることは意外と多いです。

ちなみに私がIndeedで見つけた4回目の転職先に問い合わせたとき、実はまだ元の職場を退職しておらず、実際に働けるのは3ヶ月後からという状況でした。「逃せない」と思ったので面接を受け、面接の場で正直に「3ヶ月後からしか働けない」と伝えました。それでも採用してもらえたので、良いと思った求人にはとりあえず動いてみることが大切だと感じました。

複数登録する際に気をつけること

同じ求人に重複応募しない

複数登録の最大の注意点はこれです。A社からもB社からも同じ薬局に応募してしまうと、採用担当者に「応募管理もできない人なのか」という印象を与えてしまいます。応募した求人は必ずメモして、エージェントにも「こちらの求人はすでに別のルートで検討しています」と伝えるようにしましょう。

全エージェントに同じ条件・希望を正直に伝える

各エージェントに「転職時期はまだ未定です」「年収はいくらでもいいです」などと曖昧に伝えてしまうと、的外れな求人を大量に紹介されてしまいます。自分の希望条件(エリア・年収・雇用形態・職場の雰囲気など)を明確にして、全エージェントに一貫して伝えることが大切です。

最終的にメインエージェントを1社に絞る

複数登録して情報収集したら、応募段階ではメインのエージェントを1社に絞るのがスムーズです。「このエージェントの担当者が一番信頼できる」「この会社の求人が自分に合っている」と感じたエージェントをメインにして、他はサブとして使うイメージです。複数のエージェントを通じて同じ求人に応募したり、並行して選考を進めてもらったりするのは、かえって混乱を招くことがあります。

私が実際にやってよかった具体的な行動

4回の転職でたどり着いた、転職エージェントの正しい使い方をまとめます。

  • 登録は2〜3社、まず大手1社+特化型1社からスタートする
    最初から欲張りすぎず、まず2社に登録して感触を確かめましょう。
  • 登録後の初回面談では「転職の軸」を明確に伝える
    「なぜ転職したいか」「何を変えたいか」を言語化しておくと、担当者の動きが変わります。私が3回目の転職活動のとき、「彼と同棲するために東京・中野区に引っ越すので、通える範囲の調剤薬局で正社員として働きたい」と具体的に伝えたところ、エリアを絞った求人をすぐに複数提案してもらえました。
  • 担当者に「他社でも活動中です」と正直に伝える
    これを言うと担当者が焦って質を上げてくれることがあります。隠す必要はありません。
  • 応募した求人は必ずスプレッドシートなどで管理する
    重複応募を防ぐためにも、どこにどの求人で応募したかを記録しておきましょう。
  • 年収交渉は必ずエージェントに任せる
    自分で直接交渉するより、エージェントを通じて交渉する方が成功率が高いです。「他社では○○万円で検討しています」という情報があると、さらに交渉しやすくなります。

転職エージェントを上手に使って後悔しない転職を

転職は人生の大きな決断です。せっかく動くなら、使えるツールは全部使って、後悔のない選択をしてほしいと思います。

私が最初の転職で1社だけに絞ってしまったのは、「複数登録してもいいのか」という謎の遠慮があったからです。でも転職エージェントへの複数登録はまったく問題ありません。むしろ、あなたの転職を成功させるために推奨されている方法です。

4回の転職を経て今の働き方(訪問薬剤師パート+学校薬剤師の副業)にたどり着けたのは、転職ごとに少しずつ賢くなって、エージェントの使い方を覚えていったからだと思っています。あなたの転職活動が、ぜひうまくいきますように。


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この記事は転職経験をもとにした個人の見解です。転職の判断はご自身の状況に合わせて慎重にご検討ください。

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