管理薬剤師になりたくない…その気持ち、正直に話します【4回転職した薬剤師の本音】

体験談・リアルな話

「管理薬剤師にならないか」と打診されたとき、私は正直、すごく迷いました。

薬剤師として働いていると、ある程度キャリアを積むと必ずこの話が出てきますよね。でも、「なりたくない」と思う気持ち、全然おかしくないと思っています。

私は薬剤師として4回転職した経験があり、うち1か所では実際に管理薬剤師を経験しました(在宅対応の調剤薬局)。今回はその体験を踏まえて、本音でお話しします。

管理薬剤師になりたくない…よくある理由5選

① 責任が重くなるのが怖い

管理薬剤師は、薬局の薬剤師業務全体に対して法的責任を負います。スタッフのミスも、在庫管理の問題も、最終的に「管理者」の責任。これを重荷に感じるのは当然です。

② 給料アップが思ったより少ない

「管理薬剤師手当」があっても、月1〜2万円という職場も多い現実。責任と業務量の増加に対して、報酬が見合わないと感じる方は多いです。

③ 現場の調剤業務ができなくなる

管理業務・スタッフの指導・行政対応…マネジメント業務に追われると、自分が「薬剤師として患者さんと向き合う」時間が削られていきます。これが一番つらかった、という声をよく聞きます。

④ 人間関係のストレスが増える

スタッフを管理する立場になると、反抗的なパートさんへの対応、シフト調整のトラブル、本社からの圧力…と、人間関係の悩みが一気に複雑化します。

⑤ 副業・掛け持ちができなくなる

管理薬剤師は、その薬局に「常勤」していることが求められます。他の薬局でのパートや副業が事実上できなくなることも、なりたくない理由のひとつです。

私が実際に管理薬剤師をやってみた話

4回目の転職で、在宅対応の調剤薬局に移ったとき、私は管理薬剤師を引き受けました。

正直なところ、「やってみないとわからない」という気持ちもありましたし、給与面でのメリットもあって決断しました。

実際にやってみて感じたことは…

  • スタッフへの指導で、毎日神経を使った
  • 在宅の患者さんへの訪問業務と管理業務の両立が想像以上にきつかった
  • 本社からの数字プレッシャーが常にあった
  • 「管理薬剤師だから」という理由で、患者さんのことを考える時間が減っていった

そして今は、管理薬剤師を離れ、訪問薬剤師として在宅医療に専念しています

「管理」の肩書きを外したことで、むしろ仕事への充実感が戻ってきた。これが私の正直な感想です。

管理薬剤師にならなくても、市場価値は上げられる

「管理薬剤師にならないとキャリアアップできない」というのは、実は思い込みです。

在宅医療・がん専門・漢方・治験コーディネーター・医療DX…薬剤師の活躍できるフィールドはどんどん広がっています。専門性を深める方向でキャリアを築くことも、立派な市場価値アップです。

私が4回の転職で感じたのは、「自分がどんな薬剤師でいたいか」を軸に動いた転職は後悔が少ない、ということ。管理薬剤師になるかどうかも、同じ軸で考えてみてください。

まとめ:なりたくないなら無理しなくていい。でも知っておくべきこと

管理薬剤師になりたくない気持ちは、弱さでも逃げでもありません。自分のキャリアを真剣に考えているからこそ出てくる気持ちです。

ただ、断る際には職場との関係性に配慮しながら、きちんと意思を伝えることが大切。また、転職エージェントに相談して「管理薬剤師なしで年収アップできる求人」を探すのも、現実的な選択肢です。

4回転職した私の経験が、少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。


転職を考えているなら、まず相談してみてください

管理薬剤師の打診を断りたい、でも今の職場に居づらい…そんなときは、転職エージェントへの相談が突破口になることがあります。

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