求人サイトをスクロールしていて、ふと目に入る「20代・30代活躍中!」の文字。
……40代は? 私はもう、歓迎されていないのかな。
そんなふうに感じたこと、ありませんか。実は私もそうでした。
私は45歳のとき、13年勤めた調剤薬局を退職しました。この記事では、転職4回・現在46歳の私が、40代での退職と仕事探しで実際に感じたこと、そして「いまの働き方」にたどり着くまでのリアルを書きます。
「40代の転職って実際どうなの?」と不安な方に、少しでも参考になればうれしいです。
「20代・30代活躍中」の文字に、そっとページを閉じたくなる
40代で求人サイトを開くと、まず最初にぶつかるのがこれだと思います。
求人を見ていると「20代・30代活躍中」の文字がやたら目について。「じゃあ40代はダメってこと……?」と、応募する前から気持ちが折れそうになることがありました。
誰に断られたわけでもないのに、求人票の一文だけで「私は対象外なんだ」と感じてしまう。40代の転職で一番きついのは、実はこの「応募する前の心理戦」なんじゃないかと思います。
ただ、あとから冷静になって考えると、「20代・30代活躍中」は「40代お断り」という意味ではありません。求人で年齢制限を設けることは原則できないので、あの文言は「いま働いている人の年齢層」を伝えているだけ。職場の雰囲気のヒントにはなりますが、応募資格とは別の話です。
頭ではわかっていても、心が折れそうになる。その気持ちのまま読み進めてもらえたらと思います。
45歳・勤続13年で退職した私の場合
私の経歴を簡単に書くと、新卒から調剤薬局チェーン、ドラッグストアの派遣、中堅調剤チェーンと渡り歩いて、最後は個人経営の調剤薬局に13年勤めました。転職は通算4回です。
13年勤めた薬局を辞めたのは45歳のとき。スタッフとも門前の先生とも阿吽の呼吸で、人間関係には恵まれた職場でしたが、いろいろあって退職を決めました。
20代・30代の転職と決定的に違ったのは、辞めたあとの「次」を探すときの感覚です。30代までは「次もどこかあるでしょ」と思えたのに、45歳では求人サイトの文言ひとつで揺らぐ。同じ「転職」でも、メンタルの消耗度がまるで違いました。
40代の私が実際に仕事を見つけた、2つのルート
では実際、いまの私の働き方(週1パート+学校薬剤師の掛け持ち)がどう組み上がったか。結論から言うと、求人サイトで見つけた仕事と、在職中からの「人のつながり」の2本立てでした。
① 週1回の訪問薬剤師パート → Indeedで発見
いまの週1回の訪問薬剤師パートは、Indeedで見つけました。精神疾患のある患者さんのご自宅にお薬を届ける仕事です。
「20代・30代活躍中」の文字に怯んでいた私ですが、実際に応募してみたら年齢で落とされることはありませんでした。40代の壁は、求人票の上にあるように見えて、実際に応募してみると思ったより低い——これは体験して初めてわかったことです。
② 学校薬剤師 → 在職中に職場の紹介で始めた副業
学校薬剤師の仕事は、前の職場に勤めていた頃に紹介してもらったものです。在職中は本業の隙間時間に活動していて、退職したいまも続けています。
これは求人サイトには載らないルートです。40代の強みは、20代にはない「これまで築いてきた人とのつながり」。在職中に紹介してもらった仕事が、退職後も収入の柱のひとつとして残ってくれました。辞める前から本業以外の足場を持っておく——これが40代の転職では想像以上に効いてきます。
40代の転職は、求人サイトだけで戦おうとすると消耗します。サイト・紹介・エージェント、入り口を複数持つことが、40代の現実的な戦い方だと思います。
正社員からパートへ。40代で働き方を変えたリアル
私は転職を機に、正社員からパートに切り替えました。その実感も正直に書いておきます。
良かったこと:時間が自由になり、気持ちが楽になった
正社員からパートに切り替えて、時間が自由になって、気持ちもすごく楽になりました。
毎日フルタイムで現場に立っていた頃の、あの常に何かに追われている感覚がなくなりました。40代は親のこと、自分の体のこと、家のこと、考えることが増える年代。「時間の自由」は想像以上に大きかったです。
正直きついこと:最新情報のアップデートが難しい
一方で、最新の医薬品情報のアップデートは難しくなりました。毎日現場にいた頃は自然に入ってきた情報が、週1勤務だと自分から取りに行かないと追いつけません。
新薬の情報、改訂された添付文書、現場の運用の変化。フルタイムで働いていると同僚との雑談やメーカーさんの訪問で自然に耳に入っていたものが、勤務日数を減らすと一気に入ってこなくなります。パートを選ぶなら、ここは覚悟しておいたほうがいいポイントです。
40代女性の転職は「不利」ではなく「戦い方が変わる」
45歳で退職して1年あまり経ったいま、私が思うのはこれです。40代の転職は「不利」というより、20代・30代とは戦い方が変わる。
- 求人票の「20代・30代活躍中」に怯まない——応募資格ではなく、ただの年齢層情報です
- 入り口を複数持つ——求人サイト+人のつながり+エージェント。私はIndeedで見つけたパートと、在職中から続けている学校薬剤師で今の働き方を組み立てました
- 働き方そのものを見直すチャンスにする——正社員にこだわらない選択肢も、40代だからこそ現実的です
とくに「自分の年齢で応募していいのか」と一人で悩んでいる方は、薬剤師専門のエージェントに相談してみるのもひとつの手です。年齢や希望条件を踏まえたうえで「応募できる求人」を向こうが探して提示してくれるので、求人票の文言に怯んで消耗する時間がなくなります。
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まとめ:40代の壁は、思っているより低かった
最後にまとめます。
- 「20代・30代活躍中」は40代お断りの意味ではない。でも怯む気持ちは私も同じだった
- 45歳で退職した私は、Indeedで見つけた週1パートと、在職中から続けている学校薬剤師で今の働き方を組み立てた
- パートへの切り替えで時間と心の余裕ができた。ただし情報のアップデートは自分次第
- 40代は「不利」ではなく「戦い方が変わる」。入り口を複数持つのがコツ
求人サイトの文字に気持ちが折れそうになっているあなたへ。40代の壁は、応募してみると思ったより低かったです。この記事が、最初の一歩のハードルを少しでも下げられたらうれしいです。

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