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結論から言うと、ボーナスをもらってから辞めるのは「ずるい」ことではありません。賞与は査定期間に働いた分の対価であり、就業規則の条件を満たして受け取るのは正当です。
そして、確実に受け取りたいなら「支給日の後に退職を伝える」のが基本です。私自身、支給日の後に人事へ退職を伝え、減額なしで円満に退職できました。
この記事では、伝えるタイミング3パターンの損得、退職日を決める前に就業規則で確認する5点、そして私の体験談をまとめます。
結論:ボーナスをもらって辞めるのは問題ない
「もらってすぐ辞めるなんて」と思われないか気になる人は、責任感が強い人です。でも、退職するかどうかと、すでに働いた期間に対する賞与は、分けて考えていい問題です。
一方で、賞与は法律上一律に保証されているものではありません。支給条件、算定方法、在籍要件などは、就業規則・雇用契約・会社の慣行によって決まります。
厚生労働省の裁判例解説でも、賞与の請求権は具体的な基準や支給額が定まることで発生し、支給日に在籍する人だけを対象とする規定が有効とされた例が紹介されています。
かみ砕くと、「支給日より1日でも前に退職していると、ボーナスがもらえない会社がある」ということです。だからこそ、退職日と伝えるタイミングの設定が重要になります。
いつ伝える?3つのパターンで損得を整理

退職の伝え方は、ボーナスとの関係で3パターンに分かれます。
| パターン | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| ①支給後に伝える | 減額リスクが最も低く、確実 | 退職申出期限によっては退職日が後ろにずれる |
| ②支給前に伝える | 退職日を早められる | 退職予定者の賞与を減額する規定・運用が有効とされた例もある |
| ③支給を待たずに辞める | 健康や転職機会を優先できる | 賞与は受け取れない可能性が高い |
迷ったら①が基本です。私も①で退職しました。どのパターンでも、動く前に就業規則で次の5点を確認してください。
退職日を決める前に就業規則で確認する5点
- ボーナスの支給日
- 支給日在籍要件(支給日に在籍していることが条件か)
- 査定期間(いつからいつまでの働きが対象か)
- 退職予定者の減額規定の有無
- 退職の申出期限(1〜3か月前が多い)
モデルスケジュール(7月10日支給・申出期限1か月前の場合)
| 時期 | やること |
|---|---|
| 〜7月上旬 | 就業規則の確認、転職先の情報収集を静かに進める |
| 7月10日 | ボーナス支給(支給日在籍要件をクリア) |
| 7月中旬 | 上司・人事に退職の意思を伝える |
| 8月中旬〜8月末 | 引き継ぎ・有給消化をして退職日 |
| 9月〜 | 転職先に入職 |
②(支給前に伝える)で進めたい場合は、伝える前に減額規定の有無を必ず確認し、退職日は支給日の後に設定できないか調整してください。
民法では2週間前の申し出で退職できるとされていますが、円満に辞めるなら就業規則の期限に沿って動く方が、有給消化や引き継ぎの交渉もしやすいです。
夏のボーナスは6月下旬〜7月上旬支給の職場が多いので、この時期に読んでいる方は、ちょうど①のパターンで動けるタイミングです。
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体験談:支給日の後に人事へ伝えたら、減額なしの円満退職だった

私の場合は、ボーナスの支給日が過ぎてから、人事に「退職します」と伝えました。
正直、驚かれました。それでも、退職を決めた理由を自分の言葉でしっかり伝えたところ、最後は納得してもらえました。
減額はもちろんありませんでした。支給日の後に伝えたので、賞与について会社と揉める余地がそもそもなかったのです。
振り返って思うのは、「ボーナスをもらってから辞めるなんて」という罪悪感は持たなくてよかった、ということです。査定期間に働いた分を受け取っただけで、会社に損をさせたわけではありません。
それより大事だったのは、伝えるときに理由をきちんと話すことでした。タイミングを後ろめたく思うより、なぜ辞めるのかを自分の言葉で説明できるように準備しておく。円満退職のポイントはそこだと感じています。
ボーナスを待つか、見切るかの判断基準

ここまで「もらってから辞める」前提で書きましたが、待たない方がいい場合もあります。
体に症状が出始めたとき
眠れない、食べられない、動悸がする、涙が出るなど、体に症状が出ているなら、数十万円のために無理を続けるのは危険です。
ボーナスをもらえても、回復に長い時間がかかれば割に合いません。
良い条件で転職できそうなとき
希望条件に合う求人から内定が出て、入職時期を逃すと採用が難しくなる場合もあります。
目の前のボーナスを優先した結果、長期的に年収や働きやすさが改善する機会を逃すなら、どちらが本当に得か考える必要があります。
迷ったら、次の「待つコスト」と比べて判断してください。
- あと何か月働く必要があるか
- 体調は持つか
- 転職先の入職時期をずらせるか
- 有給を消化できるか
- 賞与が減額される可能性はないか
ボーナスを待つことが正解の場合もあれば、早く離れる方が結果的に得な場合もあります。「もらってから辞める」を目的にして、体調や転職機会を犠牲にしないでください。
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まとめ|もらって辞めていい。支給後に、理由を添えて伝える
- ボーナスをもらって辞めるのは、条件を満たしていれば正当。罪悪感は不要
- 確実にもらうなら支給日の後に伝えるのが基本。支給前に伝えるなら減額規定を確認
- 伝えるときは、辞める理由を自分の言葉で。私は支給後に人事へ伝え、納得してもらえた
- 体に症状が出ているとき、良い転職機会があるときは、ボーナスより優先すべきものがある
退職を決めたら、前職から受け取る書類の確認も忘れずに。こちらのチェックリストにまとめています。

この記事は個人の経験をもとにした一般的な解説です。賞与の支給条件は勤務先の就業規則や雇用契約を確認してください。


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