薬剤師の転職で必要な書類一覧|受け取る書類・提出する書類チェックリスト

薬剤師の転職で必要な書類一覧チェックリスト 薬剤師の年収・お金

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薬剤師の転職で前職から受け取る主な書類は、次の7つです。

  • 給与所得の源泉徴収票(転職先の年末調整で使う)
  • 雇用保険被保険者証(転職先の雇用保険手続きで使う)
  • 離職票(失業給付の手続きで使う)
  • 退職証明書(求められたときに請求して発行)
  • 健康保険資格喪失証明書(国保・扶養の切り替えで使う)
  • 薬剤師免許証(職場に預けていれば返却してもらう)
  • 保険薬剤師登録票(所在の確認を忘れずに)

このうち源泉徴収票や離職票は、退職日にはもらえず後日郵送されるのが普通です。「退職日に全部そろう」と思い込んでいると、年末調整や保険の切り替えの時期に慌てることになります。

この記事では、受け取る書類それぞれの時期の目安と確認ポイント、あわせて転職先に提出する書類の一覧まで、退職・転職の実務経験を踏まえてまとめます。

前職から受け取る書類チェックリスト【一覧表】

前職から受け取る書類

受け取り時期の目安と使う場面を一覧にしました。時期はあくまで一般的な目安で、会社の手続き状況によって前後します。

書類 使う場面 受け取り時期の目安
給与所得の源泉徴収票 転職先の年末調整、確定申告 退職後1か月以内に交付(後日郵送が多い)
雇用保険被保険者証 転職先の雇用保険手続き 会社保管なら退職日に返却されることが多い
離職票 失業給付の手続き 退職後10日〜2週間ほどで郵送されることが多い
退職証明書 転職先の確認、保険・扶養の手続きなど 請求すると発行(自動では出ないことが多い)
健康保険資格喪失証明書 国保加入、家族の扶養手続きなど 依頼して発行してもらう(必要な人のみ)
住民税に関する書類 普通徴収への切替、転職先での特別徴収 退職時期によって扱いが異なる
薬剤師免許証 転職先で原本確認・コピー提出 自分で保管(預けていれば退職日に返却)
保険薬剤師登録票 転職先で写しを求められることがある 自分で保管が基本(所在確認を)

色つきの2つは薬剤師ならではの書類です。特に保険薬剤師登録票は「職場に預けたまま」「どこにあるか記憶があいまい」が起こりやすいので、退職前にファイルを確認してください。

書類は一度にそろわない

くり返しになりますが、書類は退職日に全部そろいません。退職日に受け取るものと、会社側の手続き後に郵送されるものがあります。

「書類が届かない」と気づくのは、転職先から提出を求められたときや、年末調整の時期になってからです。退職前に、前職の事務担当者へ「退職後に届く書類と発送予定日」を聞いておくと、あとで慌てにくくなります。

退職前にメモしておくこと

  • 源泉徴収票はいつ届くか
  • 雇用保険被保険者証は手元にあるか
  • 離職票は発行されるか
  • 健康保険資格喪失証明書は必要か
  • 退職後に連絡する担当部署と電話番号

退職後は、前職へ電話するだけでも気が重くなることがあります。退職前に担当窓口を確認しておくと、必要なときに連絡しやすいです。

転職先に提出する書類一覧

受け取った書類をそのまま転職先に提出するイラスト

受け取る書類とセットで押さえたいのが、転職先に提出する書類です。

前職から受け取った雇用保険被保険者証と源泉徴収票は、そのまま転職先への提出書類になります。受け取りそびれると提出もできない、という関係です。

書類 備考
履歴書・職務経歴書 応募時に提出。入職時に改めて求める職場もある
薬剤師免許証 原本の提示+コピー提出を求められるのが一般的
保険薬剤師登録票の写し 保険調剤を行う薬局・病院で求められることがある
雇用保険被保険者証 前職から受け取ったものをそのまま提出
給与所得の源泉徴収票 年内に転職した場合、年末調整のために提出
マイナンバー・基礎年金番号が分かるもの 社会保険・厚生年金の手続きで使う
給与振込口座の届出・誓約書など 会社所定の書式。入職時に案内されることが多い
健康診断書 求められた場合のみ。発行からの有効期間の指定に注意

何をいつまでに出すかは職場によって違います。内定が出たら、入職手続きの案内をよく読み、不明点は入職前に担当者へ確認しておくとスムーズです。

書類ごとの補足ポイント

ここからは、受け取る書類ごとのつまずきやすいポイントを補足します。

薬剤師なら保険薬剤師登録票も所在確認しておく

薬剤師書類の確認

薬剤師の転職では、一般的な会社員の書類に加えて、薬剤師ならではの確認もあります。

代表的なのが、薬剤師免許証や保険薬剤師登録票です。

薬剤師免許証は自分で保管している人が多いと思います。

一方で、保険薬剤師登録票は、職場に提出したままになっている、コピーだけ渡したつもりだった、どこにあるか記憶があいまい、ということが起こりやすいです。

保険薬剤師登録票の扱いは、勤務先や地域、手続き状況によって確認先が変わることがあります。

退職時には、次の3つを確認しておくと安心です。

  • 原本を自分で持っているか
  • 前職に預けている書類があるか
  • 転職先から提出を求められる書類は何か

薬剤師免許証や保険薬剤師登録票は、失くすと手続きが面倒です。

退職日が近づく前に、手元のファイルを一度確認しておくことをおすすめします。

退職証明書は請求すれば発行してもらえる

退職証明書は、転職先から在籍期間の確認として求められたり、国民健康保険や扶養の手続きで使えたりすることがある書類です。

労働基準法では、退職した労働者が請求した場合、会社は遅滞なく交付することとされています。自動的には発行されないことが多いので、必要になった時点で前職に請求すれば大丈夫です。

源泉徴収票は年末調整で必要になる

源泉徴収票の使い道

源泉徴収票は、転職先の年末調整で必要になることが多い書類です。

年の途中で退職し、その年のうちに別の職場へ転職した場合、転職先で前職分の給与も含めて年末調整することがあります。

そのときに前職の源泉徴収票を提出します。

国税庁は、給与所得の源泉徴収票について、年の途中で退職した人には退職の日以後1か月以内に交付しなければならないと案内しています。

退職金が出た場合は、退職所得の源泉徴収票も関係することがあります。退職所得の源泉徴収票も、退職後1か月以内に交付する扱いです。

ここで困りやすいのが、「転職先から源泉徴収票を出してください」と言われたのに、まだ前職から届いていないケースです。

前職に連絡するときは、次のように短く聞けば大丈夫です。

退職後の源泉徴収票について確認したいです。転職先の年末調整で必要になるため、発送予定日を教えていただけますでしょうか。

言いにくい場合でも、源泉徴収票は必要な書類です。

前職への確認は、わがままではありません。

雇用保険被保険者証は手元にあるか退職前に確認する

雇用保険証を確認

雇用保険被保険者証は、転職先で雇用保険に加入するときに必要になることがあります。

ハローワークも、できれば在職中に雇用保険被保険者証の有無を確認するよう案内しています。

雇用保険被保険者証は、小さな紙で保管されていることもあります。

人によっては、自分で持っているのか、会社が預かっているのか分からないことがあります。

退職直前に探すと、意外と見つかりません。

転職先から提出を求められたときに焦らないために、退職前に前職へ確認しておくと安心です。

聞き方はこのくらいで十分です。

転職先の手続きで雇用保険被保険者証が必要になる可能性があります。会社で保管されていますか。退職時に受け取れるか確認したいです。

紛失している場合でも、再交付などの方法があります。

見つからないまま放置せず、転職先の担当者かハローワークに相談してください。

離職票は転職先が決まっていても確認しておく

離職票を確認する人

離職票は、失業給付の手続きで使う書類です。

すぐ次の職場で働く人は、離職票を使わないこともあります。

ただ、転職先の入社日まで期間が空く人、退職後に少し休む人、失業給付の可能性を残しておきたい人は、離職票の扱いを確認しておいた方が安心です。

ハローワークの案内では、離職後に雇用保険被保険者離職票が届くとされています。受け取りに行く場合もあります。

会社から離職票が交付されない場合などは、住居地を管轄するハローワークに問い合わせるよう案内されています。

ここで迷うのが、「転職先が決まっているなら離職票はいらないのでは?」という点です。

入社日が近く、失業給付の手続きをしないなら、離職票を使わないこともあります。

でも、入社日が延期になったり、家庭の事情で働き始める時期が変わったりする可能性もあります。

退職前に、前職へ「離職票は発行されますか。希望が必要ですか」と確認しておくと、あとで話が早いです。

健康保険資格喪失証明書は保険の切り替えで使うことがある

保険切り替えの書類

健康保険資格喪失証明書は、退職後に健康保険を切り替えるときに使うことがあります。

たとえば、退職後に国民健康保険へ入る場合や、家族の扶養に入る場合に、前職の健康保険を抜けたことを確認する書類として求められることがあります。

前回の記事では、退職後の扶養や任意継続について書きました。

今回の記事では、保険の選び方ではなく、手続きで必要になりやすい書類として押さえておきます。

厚生労働省は、国民健康保険の加入・脱退に関して分からない点がある場合、市町村国保なら住んでいる市区町村の国民健康保険窓口へ問い合わせるよう案内しています。

市区町村によって必要書類の案内が違うことがあります。

退職後すぐに保険を切り替える予定がある人は、前職と市区町村の両方に確認してください。

書類が届かないときは「いつ必要か」を添えて確認する

届かない時の伝え方

退職後に書類が届かないときは、前職へ連絡して大丈夫です。

ただ、「書類まだですか」とだけ聞くより、何のためにいつまでに必要かを伝えた方が話が進みやすいです。

たとえば、次のように聞くと角が立ちにくいです。

困っていること 聞き方
源泉徴収票が届かない 年末調整で必要なため、発送予定日を確認したいです。
雇用保険被保険者証が見つからない 会社で保管されているか確認したいです。
離職票が必要か分からない 離職票の発行予定と、希望が必要か確認したいです。
健康保険の切り替えで困っている 資格喪失証明書の発行が可能か確認したいです。

退職したあとに前職へ連絡するのは、少し気を使います。

でも、転職や保険、税金の手続きに必要な確認です。

前職に連絡する自分を責めなくて大丈夫です。

退職前に書類の受け取り方法を決めておく

受け取り方法を確認

退職前に確認したいのは、書類名だけではありません。

受け取り方法も確認しておくと安心です。

  • 退職日に手渡し
  • 後日郵送
  • 電子交付
  • 会社のシステムからダウンロード
  • 必要になったら依頼

最近は電子交付の会社もあります。

退職後に社内システムへログインできなくなる場合、ダウンロードできる期間を確認しておいた方が安全です。

郵送の場合は、退職後の住所が正しく登録されているかも確認してください。

引っ越しや結婚で住所・氏名が変わった人は、書類が届かない原因になることがあります。

退職前に、次の一文を担当者へ送っておくと安心です。

退職後に発行される書類について、書類名、発送予定日、受け取り方法を確認させてください。

この一文で、退職後の不安がかなり減ります。

まとめ|受け取る書類と提出する書類は退職前にセットで確認

退職前に確認

薬剤師の転職では、退職後に必要な書類を早めに確認しておくと安心です。

前職から受け取る書類は次の7つでした。

  • 給与所得の源泉徴収票
  • 雇用保険被保険者証
  • 離職票
  • 退職証明書
  • 健康保険資格喪失証明書
  • 薬剤師免許証
  • 保険薬剤師登録票

このうち雇用保険被保険者証と源泉徴収票は、そのまま転職先への提出書類になります。受け取る側と提出する側は、別々の話ではなくひとつながりです。

退職日はあいさつや引き継ぎで慌ただしくなります。だからこそ、退職日が近づく前に「何が、いつ、どの方法で届くか」を聞いておくと安心です。

退職後に前職へ連絡する負担を減らすためにも、在職中に一度だけ確認しておきましょう。

退職を伝えるタイミングをボーナスと迷っている方は、こちらの記事もどうぞ。

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転職時の書類や条件確認が不安な方へ

転職先に提出する書類や、前職から受け取る書類は、職場や雇用形態によって違うことがあります。自分だけで不安な場合は、薬剤師専門の転職サービスに確認してもらうのも一つの方法です。



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参考

  • ハローワークインターネットサービス「雇用保険の具体的な手続き」
ハローワークインターネットサービス - 雇用保険の具体的な手続き
  • 国税庁「No.7411 『給与所得の源泉徴収票』の提出範囲と提出枚数等」
No.7411 「給与所得の源泉徴収票」の提出範囲と提出枚数等|国税庁
  • 国税庁「No.7421 『退職所得の源泉徴収票』の提出範囲と提出枚数等」
No.7421 「退職所得の源泉徴収票」の提出範囲と提出枚数等|国税庁
  • 日本年金機構「会社を変わったときには、何か申出が必要ですか。」
会社を変わったときには、何か申出が必要ですか。
  • 日本年金機構「基礎年金番号・基礎年金番号通知書・年金手帳について」
基礎年金番号・基礎年金番号通知書・年金手帳について
  • 厚生労働省「国民健康保険の加入・脱退について」
国民健康保険の加入・脱退について

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